2021.03.21
ライフゆうの近藤PTによる原著論文「重症心身障害者の定量的超音波法による骨密度と運動能力の関連性」が、重症心身障害の療育 第16巻 第1号に掲載されます。 この研究論文は、2019年の重症心身障害療育学会で発表し、推薦演題に選ばれたものです。(^^)v ちなみに、学術論文はライフゆうでは、2作目になります!
内容 定量的超音波法(QUS)は、簡便に骨密度を測定できる検査方法です。しかし、重症心身障害児者にこの検査をすると、ほとんどの人が骨粗しょう症の基準に入ってしまいます。QUSで骨密度を測定する意味には限界があるんです。そこで、このQUSの簡便さを利用して、リハビリの生体指標に使えないか?というのがテーマです。 今回分かったことは、重症心身障害者の日常的に発揮している運動能力で立位・歩行群、座位群、寝たきり群にグループ分けしたところ、QUS値に関連性が認められました。 つまり、QUSが重症心身障害児者の日常発揮している運動能力の指標になることになります。今後QUSは、定期的に値をフォローすることで、実施しているリハビリ的活動が、運動能力を維持に寄与しているのかを確認する生体指標になるかもしれません。たとえは、この活動は運動レベルの維持に有効だ!とかが、QUSの数値の動向をみてわかってくるかもしれません。これは新しい知見です。 重症心身障害者の未来につながる研究をライフゆうのメンバさんとともに 今後も実施していきたいと思います! そして、ライフゆうのメンバーさん!! 機器を貸与していただいている さいとう整形外科の斎藤先生! これからもご協力お願いします。
重症心身障害者の定量的超音波法による骨密度と運動能力の関連性について(3.3MB)
PDFから論文の内容が読めますよ!
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